明石大久保ゆりのき通/神明クリニック
コラム 診療案内 *神明クリニック* 医院案内 *神明クリニック* ドクター紹介 *神明クリニック* 血液透析 *神明クリニック* アクセス *神明クリニック*

診療時間のお知らせ *神明クリニック*
 午前診療時間9:00 ~ 12:00
 午後診療時間16:00 ~ 19:00
 休診日木・土 午後診療
日・祝日
 
診療時間のお知らせ *神明クリニック*
HOME » コラム

神戸新聞・折込の、地域の広報にあります「とことん、おおくぼ Okubo.com」の「ドクター西原のいきいき生活通信」で掲載された内容です。ぜひ皆様の生活にお役立てください。

インフルエンザ(2017-2018)の大流行について

インフルエンザの患者さんを週に何人診断したのかを保健所に報告するよう指定された医療機関が全国に約5000あります。そしてその地域全体で1医療機関あたり新規患者数が週に1人以上みられると流行期に入ったことになり、10人以上で注意報レベル、30人以上で警報レベルとなります。

今年1月の第三週の患者数は1医療機関あたり1週間で約52人(兵庫県は約51人)となり、現在の調査方法となった1999年以降で最多の数となりました。
すなわちこの20年弱の間で最もインフルエンザの患者さんが多い週だったわけです。

私も年明けから「今年は多いな」と感じていて、「このクリニックもいつの間にかたくさん患者さんが来てくれるようになったな」と感慨深く思ったりもしたのですが、少々勘違いをしていたようで、全国的に例年の倍くらいに流行していたんですね。

大流行の原因は毎年2~3月にかけて流行するB型が今年は早めに増えていて、A型とB型が同時に流行したためではないかと言われています。ということはピークを早く迎える分だけ、今後は例年よりも少なくなっていくのかなとも思うのですが、まだ原因がはっきりとしたわけではありませんから、皆さん用心して下さい。

ちなみに私は、きっと大量のインフルエンザウイルスを顔から浴びているはずなのですが、大丈夫です、今のところは。もちろんワクチンは接種していますが、おそらくこの十数年の間に大勢のインフルエンザの患者さんと接してきていますので、インフルエンザに対する免疫が自然と十分に備わったのでしょう、おそらく。

さて、インフルエンザの感染ですが、咳やくしゃみ等による飛沫感染がほとんどだと私自身思っていたのですが、実は接触感染も多いようで、インフルエンザウイルスは条件が整えば空気中でも数時間は生存できるらしく、したがってドアノブやテーブルなどに付着したウイルスが手に付着して、それを鼻や口にもっていくことで感染(接触感染)するようです。
したがって手洗いや消毒は非常に重要で、またマスクも手を口や鼻にもっていきにくくなるので有効と考えられています。

インフルエンザウイルスは今年も予想通りA型2種類とB型2種類がみられていて、A型とB型両方に感染する人やA型に2回感染する人もいました。インフルエンザに一度罹った方も油断は禁物です。
皆さん普段から体調を整えて、手洗いとマスク、そして感染者が近くにいる場合は消毒もお忘れなく。

いきいき生活通信 2018年 2月号

ページの先頭へ戻る

2025年問題について

皆さん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、2018年がスタートしたわけですが、今から7年後の2025年頃は世の中どうなっているのでしょうかね。おそらく私は昭和、平成そして新たな年号の三つの元号を生きているはずで、そしてその頃には還暦まであと数年という歳になっていて、もしかしたらおじいちゃんになっていて月並みの幸せを感じているかもしれず、もしかしたら世界が大変な状況になっていて、それどころではないかもしれません。
ただ、このまま無事に時が過ぎゆけば、2025年には5人に1人が75歳以上で、3人に1人が65歳以上という未曾有の超高齢社会に日本は突入することになります。800万人いるとされる団塊の世代(1947年~1949年生まれ)の人たちが75歳以上になるのが2025年なのです。
そうすると世の中のことは?ですが、少なくとも医療費と介護費は必ず増大しています。

医療費と介護費は主に保険料と税金で賄われていますから、保険料や消費税などの税率が更に上がったり、窓口での自己負担額を増やしたりして対応することになるでしょう。ただし、それでも限界がありますので、今の医療のままでは財源が足りません。
ですから2025年問題とは「日本の今後の医療のあり方が問われることになる」とも言えます。

高齢者の方々の尊厳を守り、かつ効率よく医療・介護が行えるようなシステムの構築が必要となるのですが、この問題に対して国が推進している方針が“地域包括ケアシステム”と言って、住み慣れた環境で自分らしい暮らしが人生の最後まで続けられるように医療や介護などが一体となって地域で支援していくことです。
そしてその核となる考え方のひとつとして、人生の最後は自宅で迎えたいと思っている人が多いこともあり、できるだけ施設よりも在宅での介護を推し進めていこうとしています。

私自身は特に「医療と介護が一体となって」というくだりの部分がとても重要に思えていて、実際にそのことを日々実感する毎日なのです。介護スタッフからの患者さんの介護状況についての情報提供があると、外来診療だけでは気付かないことがたくさんあって、本当に助かります。高齢者の医療を考える上で、介護はその中心的な部分であることにようやく私も気付き始めたところです。
2025年問題も含めてこれから高齢者に対する医療と介護はどんどん変化していくことになるでしょう。

いきいき生活通信 2018年 1月号

ページの先頭へ戻る